リャズ-677は、リキンスキー自動車工場で生産された、ソビエト連邦およびロシアの低床都市型バスである。すべてのバリエーションを含め、約20万台が生産され、同工場で最も生産台数の多かったモデルである。
最初の試作車は1963年に製造された。1967年から1994年まで大量生産され、その後、部品キットを用いた他社工場での個別組立は2002年まで続いた。リャズ-677は、ソビエト連邦で最初にハイドロメカニカル(自動)変速機を搭載したバスである。このモデルのバスは、ソビエト連邦内の都市間および近郊バス路線を有するほぼすべての都市で使用された。「牛運び車」や「ムーンローバー」という愛称を持つ。2000年代初頭から、徐々に運用から撤退していった。