Pz.Kpfw.I / 1号戦車

パンツァーIは、第一次世界大戦後、ドイツが初めて量産した5トン級の2人乗り戦車で、7.92mm機関銃を2基搭載していた。ベルサイユ条約によりドイツは新規兵器の開発を禁じられており、当時秘密の関係にあったソ連との軍事協定の下、「トラクター」という名目で開発され、1934年に完成した。

パンツァーIは本来試作戦車であったが、第二次大戦開始時のドイツの主力戦車（パンツァーIII、パンツァーIV）の深刻な不足を補うため、ロシア戦線や北アフリカ戦線でも戦闘に参加した。