PVC Figurerizer
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モデル説明
ver.3.0
これは最新のノウハウを反映したバージョンです。
精細感と色の濃さの向上、(可能であれば)身体の安定性とプロンプト忠実性なども狙いましたが、まだ十分ではありません。
モデルは非LCMで作られていますが、すべてのサンプルでLCM LoRAを使用しています。ただしサンプラーにはKohaku_LoNyu_Yogを使用しています。LCMサンプラーと同じ設定で置き換えて使うのが最近の個人的トレンドです。
ファイルをアップロードしたところで、プロンプトによっては少し写真化処理が甘いなと感じましたが、まあこれはこれでまとまっているのでよしとしましょう。試しに写真化をもう1段上げるとフィギュア感は向上しますが、見るからにチープなフィギュアになります。さらに1段上げるとフィギュアというよりドール感が向上します。髪の毛などの質感がリアルになりすぎてフィギュアぽくなくなります。
フィギュア化用の追加学習LoRAも作成中だったのですが、クオリティがいま一つだったので今回は採用していません。
ver.2.0
PVC Figurerizer ver.2.0はLCM仕様です。サンプラーにはLCMかEuler aを使ってください。Steps数は12~15、CFG scaleは2くらいが基準です。
ちなみに、よいフィギュアとはどんなフィギュアでしょうか? おっぱいが大きいフィギュア? 確かにそっちのほうがよく売れるのかもしれません。しかし、そういうことではありません。通常のフィギュアは、そのキャラクターの魅力を1つのポーズで表現したものです。それを再現するモデルには、ポーズや表情が多彩さが望まれます。さらに絵全体としてのドラマ性があるものが望ましいでしょう。ver.1では背景などで大きな制限がありました。ver.2ではそのあたりを拡充し、よりリアルで自由度の高い絵作りができるように配慮しています。できるだけ簡単なプロンプトでドラマチックなシーンを構成できるようにImageEnhanceを組み込みました。念のためにおっぱいは大きめにしておきました。
注意:
顔が可愛くないと思ったときにはADtailerとHighRes.Fixは同時に使わないでください。両者とも解像度を上げるには優れたツールですが、高い頻度で絵を破壊します。このモデルは中距離での顔の詳細について配慮していませんので、どちらかを使うことは必須となります。ただし、同時には使わないほうがよいときもあります。HighRes.Fixを使う場合は、denoisingとHires stepsは低めに設定してください。

ver.1
これはフィギュア(フィギュリン)のような画像を生成するモデルです。
当初、Kawaii Animetic V2をベースに2.5D化し、6種類のLoRAを最適な比率で組み合わせました。
フィギュア化モデルはいくつか存在しますが、このモデルはキャラクターをフィギュアっぽく塗るのではなく、プロンプトをフィギュアとヴィネットにするような動作となります。
一般に、PVCの質感を上げるとキャラクターの顔などに影響が大きく出てしまい、既存のモデルを見てもキャラクターを優先した絵作りが行われていることがわかります。ただ、髪の毛のあたり以外はPVC化されているとはいいがたいものも見受けられます。このモデルではもう少しPVCに寄せて、現状ではこれがベストだと思えるバランスで調整しました。その分、顔に影響が出ていますので、AdetailerかHiRes.Fixは必須となります。また、好みでDetail系のLoRAを使用するのもよいでしょう。
おそらくLoRAの学習データに偏りがあるためか、出力がやや過剰露出気味ですが、とくに問題はありません。
*「figurerise(figurerize)」は和製英語で、長年使われてきた語です。しかし、バンダイナムコが日本の玩具分野で「FIGURE-RISE」を登録商標としています。Figurerize、Figureriser、Figurerizerはまだ登録されておらず、玩具分野でもありません。あえてこのモデルを「Figurerizer」と名付けました。











